高齢者疑似体験セットの目的と利用方法
1.目的
  高齢者の身体機能を体験を通して、高齢者について認識、
  理解し、住みやすく豊かな長寿社会の実現をすすめる
  (1)体験を通して個別性のある高齢者を知る
  (2)高齢者のことを自分の身になって考える
  (3)高齢者に対する自分の対応について考える
  (4)どのようにしたらば長寿社会が豊かな住み易い
     社会になるのか考える
  (5)体験を通して、自分の高齢者像を見直して見る
  (6)豊かな長寿社会の為に自分のできること、
     やるべきことを実行する
2.利用方法
<高齢者の理解、認識の見直しから職員の教育、研修に使用>
  (1)高齢者看護・介護などのマンパワーの育成、教育
     (看護婦・介護職員など)
  (2)学生の高齢者に対する理解や高齢化社会についての学習
  (3)高齢者に対応する人々の教育やコミュニケーション
     づくりに生かす
<高齢者の利用する商品の開発や工夫>
  (1)住宅設備
  (2)家庭用品
  (3)電気製品の種類や製品の使い方
  (4)通信機器や方法、メディア
<高齢者の利用する建物施設の開発や工夫>
  (1)病院や医療機関
  (2)住宅
  (3)銀行や郵便局
  (4)スーパーや店舗
  (5)乗り物
  (6)町づくり
<その他>
  (1)高齢者の緊急対応や避難方法についての研修、見直し
  (2)駅や空港、公園、イベント会場などの公共施設が高齢者
     にとって何が不便か
  (3)福祉関係のイベントや健康イベントで高齢者を知って
     もらう
  (4)高齢者の交通事故の防止の為に、交通安全管理者の教育や
     交通機関の見直し
3.高齢者疑似体験セット「うらしま太郎」の活用事例
  ・1993年〜2000年までに21万人以上が体験
  ・保健、福祉、医療、介護、市民の研修会での活用
     (1)ホームヘルパー養成講座
     (2)保健所の保健婦、医師セミナー
     (3)訪問看護婦の研修会やセミナー
     (4)病院看護婦などのセミナー
     (5)特別養護老人ホームの職員研修
     (6)高齢者住宅サービスセンターの家庭介護教室
     (7)市町村の健康フォーラム
     (8)寝たきりゼロセミナー
     (9)地域の福祉まつりやセミナー
    (10)親子の障害者教育
    (11)長寿社会の研修会
    (12)地域のケア研修会
  ・高齢者の生活関連商品の実験や開発研究での活用
     (1)地域の防災センターでの避難、防災実験
     (2)高齢者住宅の検証と研究(住宅供給公社・
        住宅公団)
     (3)高齢者の住宅設備の検証と研究(ふろ・調理)
     (4)東京ガス・大阪ガス関連企業の家庭用品や機具の
        開発
  ・企業の職員研修会での活用
     (1)スーパーの社員研修
     (2)東京ガスの社内研修
     (3)化粧品メーカー美容部員研修会
     (4)大東京火災海上の代理店研修会
     (5)生協の店舗での社員教育や介護教育
     (6)看護学校や福祉学校の職員教育
  ・展示体験セミナーでの活用
     (1)国際福祉機器展(1993年以降毎年)
     (2)シルバーサービス展
     (3)SKYふれあいフェスティバル
     (4)老人保健施設の大会
     (5)ねんりんピック
     (6)住宅設備機器展
  ・ベターリビング協会がBLマークの判定に活用



T O P

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